寒川慶一

医学博士・薬学博士
寒川慶一さむかわけいいち
近畿大学大学院薬学研究科卒業。1988(平成10)年、大阪府寝屋川市に同源院薬局を開業。
現在、愛媛大学医学部講師、大阪市立大学医学部講師。JRG日本紅蔘研究会代表幹事。

蒸して乾燥させることで吸収されやすくなる

365種類ある生薬しょうやくのなかでも、人参(高麗人参こうらいにんじん)は「生薬の王様」といわれています。
古くから、神秘の薬物として重用されてきました。
1〜2世紀ごろに成立したといわれる中国最古の薬物書 『神農本草経しんのうほんぞうきよう』で、高麗人参は、副作用がなく長期間服用すべき物の 「上薬じょうやく」に分類されています。
高麗人参は、皮をむいて乾燥させた物を「白蔘はくじん」、皮つきのまま蒸して乾燥させた物を「紅蔘」といいます。
私は学生時代から高麗人参を研究する機会に恵まれ、主に紅蔘の研究をしてきました。
高麗人参の主要な有効成分は、サポニンです。
様々な種類のサポニンが存在しますが、表皮にしか含まれない高麗人参特有のサポニンがあります。
この特有のサポニンは、皮つきのまま蒸して乾燥させた紅蔘にしか含まれていません。
さらに、高麗人参を蒸して乾燥させることで、本来は吸収されにくいサポニンが、人体に吸収されやすくなることもわかっています。
乾燥させるのは、もともと長く保存するための工夫でしたが、それが人体に、より有効な加工法でもあったわけです。
昔の人の知恵には、ただ驚くばかりです。
ところで、紅蔘のなかでも最も優れているのは、韓国産の6年根の紅蔘です。
なぜなら、高麗人参のサポニン含有量は、栽培6年めに最大になるからです。7年め以降になると、それ以上サポニンが増えることはありません。さらに、高麗人参そのものの収穫率も低下します。

品質のよい紅蔘を日常的にとれるように

紅蔘の最も効果的なとり方は、昔の人がやっていたとおり、水から煎じて抽出したエキスを飲むことです。
古くから高麗人参を利用してきた中国や韓国の水質は、硬水です。軟水より、硬水で抽出したほうがよいでしょう。
硬水で抽出することで、サポニンの吸収を助ける他の成分も抽出されやすくなります。糖やアミノ酸も抽出されるので、味もよくなります。品質のよい紅蔘を丁寧に水抽出したエキスは、毎日の健康維持に最適なのです。
以上のことを踏まえ、私は紅蔘製品の開発にも携わりました。それが、「大木製薬正官庄せいかんしょう」です。
「正官庄」は、韓国政府が品質を認めた高麗人参製品のトップブランド(※1)。韓国産の6年根の紅蔘を使用し、栽培から製造まで一貫管理されています。
しかも、「大木製薬正官庄」は、抽出にアルコールを使わず、硬水で水抽出することにこだわりました。
コンセプトは、「誰もが安心して飲める」というもの。紅蔘をより日常的に、手軽に摂取できるようにした製品です。ぜひお試しください。


※1 正官庄は、韓国人蔘公社が製造販売している世界No.1ブランドです。

コラム コラム 韓国政府が認めた証
※2「 大木製薬正官庄」
かつて韓国では、高麗人参製品は、「正に官(国家)が庄(畑)で作る物」として専売制がとられてきました。
栽培から製造まで、一貫して国が管理してきたのです。
つまり、「正官庄」という名は、韓国政府がその品質を認め、 高麗人参製品のトップブランドとして保証してきた証です。
韓国人蔘公社として民営化された現在も、厳格な管理体制のもと、その高い品質を 堅持しています。

※2 現在は民営化されましたが、「政府が管轄するところで生産された信頼できる製品」という意味で、正官庄ができました。

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